スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2015年01月16日

事実はどうだったかをできるだけ正確に伝える

これからの朝日新聞が、虚報の責任の重みを引き受けていくつもりがあるのなら、このことを認めるところから再起するしかない。

慰安婦問題の“今後”に関しては、橋本五郎氏が先のインタヴユーで「まず、今の価値判断に基くシナリオありきではなく、事実はどうだったかをできるだけ正確に伝えることです。と同時に政治家は今の問題、女性の人権や戦場における性暴力の問題としても考える必要があります」と述べている。


卓見だと思う。まず報道記者は「須らくファクトをして語らしむべし」という大原則を押さえた上で、「性奴隷」などという失当で、徒に感情を刺戟する語葉によってではなく、当時各国で実施されていた「軍管理売春」の一事例として、客観的な観点から日本の慰安婦、慰安所を捉え直していくことが肝要だ。

こうした方法は、熊谷奈緒子「慰安婦問題』(ちくま新書)などを通じて、徐々に世間に知られつつある。だが事象に対する相対的、多角的な視点の正当を強調するなら、そこに歴史学やフェミニズムのみならず、戦争倫理学や政治哲学からの考察をも盛り込むことが望ましいだろう。  


Posted by こころ at 16:26Comments(0)